2008年3月21日

未来のエネルギー船「電気推進船」の実験がスタート

ソーラーボートとソーラーカナル

プレス発表の様子

ソーラーカナル

本日、電気推進船の公開が取材陣向けに行なわれました。
ハウステンボスは、長崎県内の企業や大学、行政と共同で開発中の太陽光パネルを搭載した電気推進船の実証実験を行っております。

これは、太陽光などの次世代エネルギーに対する理解を深めることを目的に立ち上げられた経済産業省の「次世代エネルギーパーク構想」に基くもので、ハウステンボスは昨年10月に「長崎次世代エネルギーパーク」に認定されました。

この日に公開されたのは11人乗りの旅客船「ソーラーカナル」と2人乗りのレジャー船「ソーラーボート」の2隻。

私は、ソーラーボートを試乗してみました。電気で動いているとは思えないほどの加速力! 一般のレジャーボートと何ら変わりありません。もちろんエンジン音がなくモーター音もとても静かです。

今後、この街を舞台に“CO2排出ゼロ”の環境に優しい乗り物としての実用化に向け実験・研究が進められていきます。

未来の話と思っていた石油や石炭などの化石燃料を全く使用しない新しい乗り物の実現は、もうすぐそこまで来ています。このような交通手段を使って地球環境に配慮した生活を心がけることで、美しい自然を未来の子供たちへ残していきたいものです。

 

 

(写真・文/高田 孝太郎)