「救急の日」にちなみ場内にて普及啓発活動実施
場内に救急車、消防車登場!!
チラシを配布する佐世保東消防署職員の方々
AEDを使用した心肺蘇生法実技講習の様子
まだ夏の暑さが残る晴天の朝、救急車が展示してあり、どこかいつもと雰囲気が違ったマウリッツ広場。本日の午前10時から正午まで、佐世保市東消防署職員が来場し、ご来場のお客様を対象に救急業務に対する普及啓発活動を実施しました。
長崎県では毎年9月9日「救急の日」を含む9月6日から9月12日までを「救急医療週間」と設定し、救急業務についての正しい理解と認識を高めてもらう啓発を行なっています。佐世保東消防署は、今まで人通りが比較的多い駅前やアーケードでは活動を行なっていたが、今回ハウステンボスで実施したのは初めてとのこと。
まず、佐世保東消防署職員10名が、応急手当ブック、チラシや風船を配布し、救急業務の呼びかけを行なっていました。その呼びかけでステージへと集まりだすお客様。そして、いよいよAED(自動体外式除細動器)を使用した心肺蘇生法の実技講習が始まりました。
まず、始めに職員の方がお手本を見せ、次にお客さまが挑戦します。実際に体験されたお客さまは、最初少し不安そうでしたが、終わった後はしっかり手順や効果を理解されたご様子でした。
その他、佐世保東消防署から救急車1台、ハウステンボス場内で活躍している救急車と消防車合計3台の展示も行い、小さなお子様、親子連れの方々に大人気でした。もしかしたら、ここで興味を持ってくれたお子様の中に、未来の消防隊が現れるかも知れませんね。
東消防署職員の方々は、「一人でも多くの方に、身近でこの様な救急の事態が発生した時、すぐ適切な行動や応急手当・応急処置を実施してほしい。このように現場から病院までの連携(救急リレー)が大事なのです」と話されました。
ハウステンボスでは日頃より安全・安心して滞在して頂くために、メディカルセンターを設置している他、場内に専用の救急車や、AEDも導入しています。また、年に5回程度、「普通救命講習会」を行い、心臓マッサージ、人工呼吸、救命方法の講習、AED操作等を講習し、1人1人の防災意識を高めています。
今後も、安全な滞在環境を提供するため、このような取り組みを行なう事が大事だと感じました。
(写真・文/赤松 美里)