好奇心旺盛の子どもたち 〜花のタペストリー制作〜
完成間近
2階からチェック
囲み取材を受ける新聞記者さん
街中がアートに埋め尽くされる「花の芸術祭」。そのアートの一つである“花のタペストリー”が完成しました。仕上げたのは三川内小学校(佐世保市)の3年生。
子どもの頃から花に触れることにより自然を思いやる心や創造力を養い、感性豊かな心を育んでもらおうと言う『花育(はなごと)』の一環として、今日の制作が行なわれました。
2枚の大きなタペストリー(約3m四方の正方形)の周りにはたくさんの植物。それぞれタペストリーのどこに使用するか説明を受けて、いざ制作スタート!だったのですが、そこは好奇心旺盛の子どもたち。
「これ、何の花?」「これ何?」「この木の実は?」
と次々と質問が溢れ出てきます。一つ一つ説明をしてくれるスタッフの答えを聞いたかと思えば、また次の質問と、まさしく質問攻め。一緒に見学に来ていた保護者の方が、思わず
「手を動かしなさい!!」
と注意するほど。でも、その光景が本当におもしろくて、みんなから笑顔が絶えることはありません。
順調に進む作業ですが、途中、取材に来ていたはずの新聞記者さんが、子どもたちから『囲み取材』を受けていました。何でも、フラッシュをたいて撮影をしているのが気になったようで。しかも、そのシャッターを切る音が気になったのか、
「そのカメラ、見せて?」「私も撮りたい!!」
などなど、ここでも質問攻め。記者さんも
「自分の撮影枚数より、子どもたちが撮った枚数が多い」
と笑っていました。
1時間程で仕上がった2枚のタペストリーは、ビネンスタッド地区パサージュに11月3日(祝)まで展示されます。
使われているたくさんの自然素材は、ドライフラワー・木の実・コケ・穂など、本当に様々。私たちがよく知っている物もありますが、ほとんどはよく見ないと分からないものばかり。あなたも間近で見れば、子どもたちが気になった理由もわかるはずです♪
(写真・文/水上 由美)